2020年8月23日日曜日

県立富士湧水の里水族館(森の中の水族館)を見学

-ミヤイリ貝を飼育、展示-


 先月、忍野村忍草にある山梨県立富士湧水の里水族館に行ってきました。以前は県立の施設でしたが、現在は桔梗屋(指定管理団体)が運営しています。
   この水族館には、ミヤイリ貝の実物がしっかりと飼育、管理され来館者に紹介されています。担当の羽生純さんが、昨年何回も当館を訪れ、前中野館長さんからいろいろと情報を仕入れ、助言をもらうなかで、今年度2月に「ミヤイリ貝」のコーナーができたとのことです。「地方病と病気根絶のために犠牲なったミヤイリ貝の生態を後世に伝えたい」と羽生さんは話していました。  
             
  水族館ということで、メインはミヤイリ貝とカワニナの展示です。両貝の説明も大きく紹介され、写真にあるようにとてもコンパクトな水槽を使い、ミヤイリ貝は水陸両用なので陸に上がったミヤイリ貝も見られるような工夫もされていました。 
  トータルな展示も、地方病の歴史(流れ)が写真等を使い上手にまとめられていて、側面には地方病の主な出来事が紹介された年表もあり、また杉浦醫院の全景写真も掲示してありました。 

 当館にもカワニナとミヤイリ貝の水槽がありますが、もう少し全体の展示の仕方も考えながら、少しリニューアルできたらと思っています。

2020年8月2日日曜日

教科書に掲載!

 全国版 小学校社会科4年教科書に

          -杉浦健造・三郎父子の取り組みが!-


 お子さんやお孫さんがいる方は、子どもたちが使っている教科書を見て下さい。 

山梨県教育委員会が編集、発行の「わたしたちの山梨」(4年生社会科)には地方病(日本住血吸虫症)については、2ページを使い(甲府盆地で発見された地方病・地方病をなくすために)地方病についての記載があり、「昭和町風土伝承館杉浦醫院」も紹介されています。

  また、各市町村の教育委員会で作られる社会科副読本(3,4年児童使用)という教科書があるのですが、その教科書の中にも、いくつかの地域で地方病が紹介されています。
  今年度からは、なんと!全国で使われる小学校社会科4年生の教科書に、杉浦健造、三郎父子の取り
組みが掲載されています。「地域の人々を病気から救う」という見出しで、健造先生と三郎先生の取り組みが詳しく紹介されています。(実際は来年度から使用の地域が多いようですが)

  小学校でもこんなにも取り上げられている地方病です。「杉浦健造・三郎父子の取り組み」、また「地方病115年の歴史」など、子どもたちにしっかり伝えていく使命があることを再認識しました。

ラ・カンパネラ♪

こんにちは。杉浦醫院です。 先日、偶然にも3組の方々が同じ時間帯にご来館頂きました。 1組目は県内の方々で、その中のお一人は地方病経験者でした。 2組目は他県からお越しで、大学で「地方病」を学ばれた研修医の方々。 3組目も他県からお越しで、SNSのおススメで杉浦醫院が紹介されてい...