西の小野醫院 東の杉浦醫院
南アルプス市(旧若草町鏡中条)に小野醫院があります。釜無川を挟んで、東の杉浦醫院、西の小野醫院と言われ、地方病の名医と呼ばれた小野徹医師の病院です。病院棟の建物
小野徹氏(1875年~1971年)は、明治32年(1899年)に鏡中条で医院を開業し、地方病の臨床研究と原因究明に努めた医師です。
山梨県の地方病対策の中心的役割を担い、山梨県地方病撲滅協力会初代会長を務め、山梨県の医師会会長などの要職も歴任しました。特に、当時代議士の内田常雄氏(後に厚生大臣)と協力し、政府、国会を動かし寄生虫予防法の改正を図り、用水路のコンクリート化などの施策を促進しました。
9月の中旬に、梶原徳昭氏(元県公害衛生研究所職員)にも同行していただき、2回小野醫院に見学、また資料収集に行ってきました。
杉浦醫院と同じく立派な病院棟、母屋があり、多数の医療器具や書籍などがありました。3時間余り資料などに目を通させていただき、杉浦醫院と関わりのある写真や資料などを譲り受けてきました。
調剤室 |
母家の玄関 |
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