2020年7月19日日曜日

 今回はカワニナの採取に!

 6月にミヤイリ貝の採取の様子をお知らせしましたが、今回はカワニナの採取に行ってきました。


 カワニナはホタルの幼虫のえさで、杉浦健造先生は「ホタルの舞う所には地方病の患者が多いので、中間宿主はこのカワニナではないか!」と推測をしたのですが、実際はカワニナと一緒にいた小さな巻貝(ミヤイリ貝)が中間宿主でした。このミヤイリ貝を撲滅するために、薬剤散布や水路のコンクリート化などによりミヤイリ貝は減少しましたが、一緒にいたカワニナも激減してホタルも舞わなくなったわけです。

ミヤイリ貝は一部の地域に今でも生息していますが、カワニナは多くの場所で見つけることができるようです。今回は、生涯学習課の深澤係長に案内してもらい杉浦醫院の近くの田んぼの用水路に出かけました。流れの緩い用水路のあちらこちらで見つかり写真にあるように、まさに「ごそっと!」取れる場所もありました。あと1か所、小さなカワニナが取れる場所にも行き、水路の藻の中に小さなカワニナがいることを確認しました.

採取したカワニナは、若尾敏夫氏宅(ホタル愛護会顧問)にあるホタルドームと杉浦醫院の水槽、庭園の池に撒きました。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

第4回地方病を語る会

こんにちは。杉浦醫院です。  9月28日(日)に行われた「地方病を語る会」。 第4回目を迎え、ゲストお二人に地方病体験談をお話し頂きました。 お一人目のゲストは「チョービョーの思いで」*当時八田村地域では(地方病→チョービョーと呼んでいたそうです) ・セギの水には絶対触れなかった...