2021年11月7日日曜日

小野醫院に資料収集に!

 

西の小野醫院 東の杉浦醫院

 南アルプス市(旧若草町鏡中条)に小野醫院があります。釜無川を挟んで、東の杉浦醫院、西の小野醫院と言われ、地方病の名医と呼ばれた小野徹医師の病院です。

病院棟の建物
            

 小野徹氏(1875年~1971年)は、明治32年(1899年)に鏡中条で医院を開業し、地方病の臨床研究と原因究明に努めた医師です。

山梨県の地方病対策の中心的役割を担い、山梨県地方病撲滅協力会初代会長を務め、山梨県の医師会会長などの要職も歴任しました。特に、当時代議士の内田常雄氏(後に厚生大臣)と協力し、政府、国会を動かし寄生虫予防法の改正を図り、用水路のコンクリート化などの施策を促進しました。

 9月の中旬に、梶原徳昭氏(元県公害衛生研究所職員)にも同行していただき、2回小野醫院に見学、また資料収集に行ってきました。

 杉浦醫院と同じく立派な病院棟、母屋があり、多数の医療器具や書籍などがありました。3時間余り資料などに目を通させていただき、杉浦醫院と関わりのある写真や資料などを譲り受けてきました。


調剤室


母家の玄関






2021年10月21日木曜日

様々な書籍に 杉浦医院が!

 

「杉浦だより6月号」で、偕成社(児童書出版社)から『郷土の発展につくした先人』(医療篇)という本が出版され、その中に杉浦建造医師が取り上げられたという話題をお知らせしました。その後も、続々と書籍の中に「杉浦醫院」が取り上げられています。

「医学・薬学系博物館事典」、事典だけあって総ページ数325頁、212館の医学・歯学・薬学系の博物館などが取り上げられています。山梨県関係では「昭和町風土伝承館杉浦醫院」の他には、「山梨県立博物館」「笛吹市春日居郷土館(小川正子記念館)」、「シミック八ヶ岳薬用植物館」「昭和大学薬用植物園富士吉田薬用植物園」が掲載されています。



また、ユニークな本ですが『世にも奇妙な博物館 未知と出会う55のスポット』(丹治俊樹 みらいパブリッシング)という本でも、博物館マニアの著者が訪問した全国750か所の博物館の中で「知らずに死ねない選りすぐり55スポット」の一つとして、本館が取り上げられています。

山梨県からは、あと一つ「ポール・ラッシュ記念館」が掲載されています。

 

2021年10月5日火曜日

「地方病体験記」骨子固まる!

 『地方病を語り継ぐ』

       ー流行終息宣言から25年-

 第一章
  地方病体験記(47人)
   ・地方病に罹患 ※25人
   ・ホタルの記憶 ※6人
   ・撲滅の最前線 ※5人
   ・杉浦醫院との関わり ※4人
   ・未来に向けて  ※7人
 第二章
  寄稿文(8人)
   ・加茂悦爾(巨摩共立病院名誉院長)
   ・林正高(元甲府市立甲府病院神経内科院長)※故人
   ・薬袋勝(元山梨県衛生公害研究所副所長)
   ・梶原徳昭(元山梨県衛生公害研究所職員)
   ・小畑茂雄(山梨県立博物館学芸員)
   ・小野渉(ウィキペディア「地方病」執筆者)
   ・橘田活子(『茶碗の欠片』著者)
   ・中野良男(前風土伝承館杉浦醫院館長)
 第三章
  資料編
   ・地方病関連年表
   ・杉浦健造、三郎略歴年表
   ・地方病関係資料館など
     昭和町風土伝承館杉浦醫院
     山梨県立博物館
     山梨県立富士湧水の里水族館(森の中の水族館)
     宮入慶之助記念館
     目黒寄生虫館
        ※杉山なか紀徳碑(盛岩寺)
   ・杉浦醫院蔵書、資料関係    
  

 体験記を寄せていただいた方は50人。地元の昭和町民が4割余り、続いて中央市、南アルプス市、甲府市、笛吹市、甲斐市、北杜市など多くの地域から寄せていただきました。
  今回の体験者の多くは、昭和10年代の生まれの方々ですので、戦後から昭和30年代、40年代頃の地方病との関わりが綴られています。また「地方病に罹患した」という体験記だけではなく、昭和町はかつてホタルの町ですので「ホタルの記憶」や「杉浦醫院との関わり」、さらには「未来に向けて」の提言など、幅広く地方病に関わる体験、記憶、提言を寄せていただきました。
  第二章の寄稿文は、地方病に深く関わった方から文章を寄せていただきました。様々の分野の方々が様々の角度から、地方病について論じていますので、この8本の寄稿文に目を通していただければ、地方病の全体像が見みえるのではないかと思っています。
  第三章の資料編では、地方病関連の年表、地方病に関する資料館など取り上げ、地方病に興味関心を持っている方、これから地方病を調べようと思っている方々の手助けになればと思っています。  
 来年の3月あたりの発行を予定しています。

2021年9月12日日曜日

東京で演劇公演が!



 
劇団「鳥と舟」 
 

        -地方病を題材に-

 92日から4日まで、東京で池袋演劇祭が行われました。その公演の中で「鳥と舟」という演劇グループが、地方病を取り上げた劇(一本の槍・河原の石)を演じ好評を得たようです。

 撲滅までの115年の闘いに立ち向かった人々の想いを軸に描いた作品で、115歳の医者が人生を振り返る「河原の石」、3人の女性が意志を受けついでいく「一本の槍」の2部作です。

 残念ながら、コロナ禍の中で観に行くことはできませんでしたが、映像にもなるようですので後日紹介します。(プロモーションビデオは観られます)


実は、県内に於いても、地方病を取り上げた演劇公演は何回かありました。

 昭和63年に、山梨演劇協会の合同公演において、水木亮・作「うすにごる あの河を渡った蛍たちよ」(杉山なかの「解剖願い」を下敷きとして、ともに腹水病に倒れた小作人の女房と地主の娘を対比させた作品)を上演しています。

 他にも「甲州釜無河原血蛍乱舞」(昭和60年)。「病める田の水面は澄みて」(平成9年)が、劇団コメディ・オブ・イエスタデイで上演されています。





2021年8月16日月曜日

すっきりさっぱり!ありがとうございました!

   -昭和町商工会女性部の方々-

7月26日(月)に、毎年恒例の商工会女性部(秋山みよし代表)の方々に、杉浦醫院の館内清掃を行っていただきました。

 午後1時半から10数名の方々が来館され、手際よく隅から隅まで精力的に掃除をしていただきました。当館は昭和4年の建物ですので風通しもよく?砂埃なども入り掃除も大変です。下には6部屋、2階には広い和室もあり、普段はなかなかか手が届かない所も多くあります。


すべての部屋に掃除機をかけ、床の水拭き、くもの巣も取っていただき1時間ほどですっきりさっぱりきれいになりました。商工会女性部の方々の室内掃除はホントに助かっています。ありがとうございました。

2021年7月29日木曜日

「山梨かるた」に選出

 県教育委員会が山梨をテーマにした「ふるさと山梨カルタ」を作りました。
 読み札には特産品や祭り、名所、歴史上の人物などが入っていて、子どもたちが郷土山梨に愛着を持つことをねらった取り組みです。
 読み札は、県民を対象に募集をして児童生徒や高齢者から約1500点の応募があったそうです。
 読み札は「あ」の「圧巻の輝き 神明の花火」から始まり、特産品は「こしにびっくり 吉田のうどん」「抜いてびっくり 大塚にんじん」、名所に関しては「湧き出す清水 忍野八海」「昔ながらの 家並み残す 赤沢宿」などがあります。 
  また、山梨ゆかりの人物では、「万力の 空を見上げる 嘉一郎」「弓の名手 与一の活躍 壇ノ浦」などが取り上げられています。
 その中に、地方病の研究と治療に生涯をかけた杉浦父子も選ばれています。
    「地方病との闘い 杉浦親子の執念実る」 
 
 この「山梨かるた」は、県内の公立小学校などに配布されるようです。




2021年7月16日金曜日

武田信玄と並んで杉浦三郎先生が!

      お宝発見!

現在、杉浦醫院内の物品などの整理を進めています。応接室の杉浦家の本棚から「お宝」が出てきました。「新版わたしたちの地理・日本編・中部編②」、小中学校生が使う資料集で発行は昭和45年1月という古い書籍です。


 ページをペラペラと見たら、「ここでこんな人が」という章に、小林一茶・佐久間像山・島崎藤村・武田信玄といった蒼々たるメンバーに続き、何と「杉浦三郎」が掲載されていました。



 昭和45年は、まだ三郎先生はご健在の頃です。武田信玄と並んで紹介されるとは本人もうれしかったことでしょう。それにしても、当時から三郎先生の名声は全国に轟いていたとはびっくりしました。


武田信玄(右) 杉浦三郎(左)

「夏休み自由研究教室」ありがとうございました。

こんにちは。杉浦醫院です。 先日行われました、夏休み自由研究教室。 昭和町・中央市の小学生・中学生・保護者の皆様、みなさんで学ぶ自由研究教室となりました。 講師の遠藤美樹(よしき)先生より、自由研究「地方病」の取り組み方のヒントを沢山もらえたと思います。 さあ!夏休みも間近!自由...